オルソ変換とは、画像の歪みを補正して正面から見た画像にすることで、オルソ画像とは、変換された画像のことです。
簡単に言うと、斜めから撮影した写真を正面から見た画像にすることです。
通常、写真撮影された画像は、そのままでは、歪んでいますので、歪の無いものにします。
画像を正面化することで、見やすくなり、寸法や、面積の計算も出来ます。今回作成したシステムは、画像1枚をサーバーに送ると、オルソ画像が作成され、ダウンロードすることが出来るようになっています。
アップロードした机の写真 机のオルソ画像
一眼レフ、デジカメ、タブレット、スマホのカメラで撮影した画像が利用出来ます。ただし、画像を編集したものは、そのままでは処理できません。
オルソ画像を作成するには、通常、画像上に変換に用いる基準とする位置が必要で、今回は画像上の4か所を指定します。その部分を中央にして正面化することになります。
写真の画像で実際の距離や面積の計算をするには、縮尺を与える必要があります。通常は、4点の座標位置や実際の寸法をもとに計算しますが、本システムでは、それ以外に距離情報をもとに計算することが出来、誰でもが簡単に使えるようになっています。
多様な基準点設定方法
工事現場の鉄筋配筋写真
業務に用いられたい方は、カメラのレンズ歪パラメータのサポートも行っていますので、高精度計測も可能です。
今回リリースのオルソ画像サーバーシステムしばらくは試用版として、無料でご使用いただけます。ご利用を希望される方は下記にお問い合わせください。
- マニュアルをお送りいたします。
- ご希望のIDをご送付ください。
- パスワードをお送りいたします。
- マニュアルの手順通りに入力して頂いて、ご使用ください。
操作方法動画
ARの利用(近日中に利用可能です)
建築工事などで、設計図で決められた箇所に穴を開けたりする場合、スマホのビデオ画面上にそれがどこの位置になるかを示すことが出来ます。
- スマホを動かないように固定してビデオ撮影する。
- 撮影画像をサーバーに送る。
- 図面上の穴の位置座標を入力、又は、オルソ画像上の穴位置をクリック
- 穴や特徴点が描かれた元画像が送られる
- スマホのビデオ画像とスーパーインポーズして、ビデオ上で穴や特徴部分の位置を確認する。