PhotoCalc TwoViewを使うと、遠方からでも部材の大きさや位置を計算することが出来ます。以下は添接板の大きさやボルトの位置を遠方から計測する例を示します。

 

1.トータルステーションをお持ちの場合は、計測対象箇所を含む四角形のコーナーの位置の座標を計測します。計測時に座標系を指定する必要はありません。

4か所の測定箇所は写真撮影したときに後で判るような特徴ある個所にしてください。

トータルステーションが利用できない場合は、レーザー距離計を用いて添接板のような矩形のものを基準として計測します。この場合は、基準になる校正プレートを使って、レーザー距離計の位置を測定する必要があります。

 

 

    2. 写真は左右から2枚撮るだけで済みます。

3.次に先程設定した4つの基準点を用いて3次元校正を行い、左右の画像から3D座標が計算出来るようにします。

 

4.校正が済むと次に、左右の画像から計測したい点を選択します。写真の解像度が高くて、画像が鮮明な時は、ボルトの先の部分は自動で画像抽出出来ます。

 

5.左右の画像で測定したい箇所を選択して PhotoCalc TwoViewソフトで3D計算を選ぶと、目的の位置の3D座標が計算されます。